群馬県安中市松井田町地区と長野県北佐久郡軽井沢町との境界をなす碓氷峠。
新旧の峠があり、中山道第一の天検として称されている。関東平野と中央高地をつなぐ重要な峠東麓の坂本は標高502メートルで比高約450mと8km登って峠となり、峠の西は平坦な高原となっている。
中山道には新旧があり、旧道は横川、坂本から北方回り峠町地区から旧軽井沢に通じた道路、新道は国道18号となり完全舗装の道路だがカーブが多く交通量も多いので1971年その南方に碓井バイパスが開通した。
碓氷峠の標高は956mで高低差が少なく車種問わず走りやすい片道1車線のワインディングロード。コーナーのほとんどがブラインドコーナーで途中で曲率の変わるコーナーや緩い中高速コーナーへと切り替わるS字カーブが多く非常に走りごたえがあるコースとなっている。
旧道は約11Kmの区間に184個ものコーナーが密集していて、イニシャルD佐藤真子&沙雪の操るシルエイティとの舞台の峠道で、ドリフトキングの名でおなじみの土屋圭市のルーツとなった場所でもあります。
またイニシャルDで登場するC121は長野側からスタートすると短めのストレートのあとに道幅が広くなるコーナーであり、入り口は広いが奥の方はもとの幅に戻るため視覚的恐怖を体験できます。
碓氷は国の重要文化財もあり、日本最大のレンガ作りの4連アーチ式(アプト式)鉄道橋の「めがね橋」や旧丸山変電所、トンネルが魅力の1つとなってます。旧道は碓氷関所跡や熊野神社があり、熊野神社は神社に向かって右が群馬の熊野神社、左が熊野皇大神社になっており県境を跨いで参拝できる神社です。
もちろん宮司も2人いてすべてが二分されています。「マツコの知らない世界」で話題になった神社です。
周りには飲食店もあり碓井峠名物の力餅が食べられます。
もう一つ碓氷で人気なのはイニシャルDでも登場した「峠の釜めし」おぎのやです。釜めしだけでなくイニシャルDグッズも売っています。
碓氷には碓氷湖(人造湖)もあり、春に新緑、秋には紅葉を映す湖となります。奥にはめがね橋をモチーフとした夢のせ橋もあり、碓氷峠は、愛車の撮影には最高のスポットです。